登場!! BSコーン

BSコーンとはパネル同士を一つにつなぎ止め一枚の大きな板(大判)を作るための金物。

連続した構造物を作る際に一回ごとにパネルや鋼管、当て板等を解体することなく大判単位で移動させることが可能となる。

従来工法ではこのような革新的金物はなかった。


ついに出た!究極の大判型枠用金物!

本製品の特徴
  • 新開発商品と従来品の組み合わせで従来工法に比べ作業が大幅に軽減、簡略化。
  • 大判にコーンが付いたまま移動させることができる。
    ⇒25mmのコーンでそのまま25mmのかぶり厚が確保されます。(約40mmのPコンに相当)
    ⇒40mmのコーンでは40mmのかぶり厚が確保されます。(約55mmのPコンに相当)
  • 鋼管、金物を取り外すことがないので足元は常に清潔、安全。

工期や人員の問題もこれで解決

BSコーン施工詳細図

青いラインで描かれたものがセパレーター。赤い軸がBSホームタイ。

赤いBSホームタイをジョイントナットの中へねじ込むと型枠全体とセパレーターがくっつき、赤いBSホームタイを回転させてジョイントナットから外すと型枠とセパレーターが離れる仕組み。

螺合している場合

左側の赤い軸が緑色のジョイントナット内で青色のセパレーターと連結している。

丸の中はこのようになっている。

螺合していない場合

コンクリートが固まり型枠とセパレーターの縁を切る場合赤いBS軸を左方向に戻し縁を切る。

BSコーンモデル解説

BSコーン使用方法 解説動画
STEP1

パネルに15mmの穴をあけます。

STEP2

BSコーン本体を取り付けます。

STEP3

裏面を5分のナットで締め付けます。インパクトで硬めに締めます。

STEP4

最初に立ちあげる片面はホームタイをこのように奥まで入れます。

STEP5

その先にジョイントナットを取りつけておきます。

STEP6

鋼管、当板そして最後にフランジ付ナットを締め付けます。

STEP7

片面が立ち上がりました。

STEP8

セパレーターを取り付けます。反対側にもジョイントナットを取り付けておきます。

STEP9

セパレーターが取り付けられました。

STEP10

同じように返しの大枠を組上げます。この場合ジョイントナットを取り付けないでコーンとホームタイはツライチにしておきます。

STEP11

このようにコーンの出口とジョイントナットを近づけてジョイントしていきます。

STEP12

後ろのフランジ付ナットを緩めてホームタイを締め込み、内部のジョイントナットと連結します。

STEP13

実際の現場ではインパクトを使ってジョイントナットとホームタイをつなげていきます。躯体内部と外部で声を掛け合って作業を進めます。

STEP14

この状態でコンクリートを打設します。この時通常の25㎜のBSコーンで25㎜のかぶり厚をそのまま確保できます。

STEP15

打設後外側のフランジナットを緩めホームタイを戻すことで鋼管を取り外すことなく縁を切ります。フランジナットを一つ外しては一つホームタイを緩めます。この作業を一か所ごとに行うことで鋼管を外すことなく作業が進められます。

STEP16

全てのジョイント部が外れたところでこのままレッカーで吊り上げることができます。

連続したコンクリート橋脚を作る場合

STEP1

パネルを橋脚の形に加工します。

STEP2

このように組み合わせて一枚の大きな板(大判)を作ります。

STEP3

裏面はこのように鋼管と金物で固定します。(○で囲んだ部分はBSコーンが使用されている。)

STEP4

反対面も同じように作り間にコンクリートを流し込みます。

STEP5

コンクリートが固まり大判を外せば完成。

⇒これで橋脚1つ完成。では2つ目以降、下写真のような連続した同形状の橋脚をどうやって作るのか?



従来工法
STEP1

一つ目の橋脚が完成したら組上げていたパネルや金物を足場で解体。解体したものをレッカーで何回かに分けてヤードにつり下げる。

BSコーンを使った新工法 新工法
STEP1

大判パネルは解体せずにそのままレッカーでつり上げ次の橋脚にそのまま使用する。(BSコーンとBSホームタイの縁を切り離すだけ)

STEP2

そして解体した金物やパネルを再び次の橋脚の足場にクレーンで吊り上げ再び組み込む。

STEP2

コンクリートで固めて完成!大判パネルの再利用を繰り返す。

STEP3

足場に置いたパネルを一枚ずつ組上げ完成させる。

従来工法では毎回型枠類を解体しては組上げるので作業が大変!

BSコーンを使用することで型枠をほとんど解体せずに作業を進めることができる!

新工法のメリット

評価 新工法のメリット
納期 作業時間は従来の解体・組み上げの作業が大幅に削減される。
人件費 施工事業者の人員が削減される。
納期 作業時間は従来の解体・組み上げの作業が大幅に削減される。
土木施工業者の体力 施工解体時の金物取り外しや組み込みがほとんどない為、体力的には非常に楽である。
安全面 金物を解体してしまわない工法であり、足場上に金物を設置することがないため、非常に安全性に優れいている。それによってレッカー使用回数が少なく、吊り荷落下事故が防止できる。
コスト面 人夫代削減・レッカー使用料削減。

平成25年「BS コーン」を特許出願。(出願番号:特願2013-042573)

平成28年3月BSコーン審査請求を開始。

平成29年4月28日特許権利化。(特許第6132391号)

使用実績

工事期間 元請け 現場名
H25年4月~ ㈱山元建設 岩手県釜石港防潮堤
H25年4月~ ㈱仁木総合建設 丹波道須知川下部
H25年4月~7月 寄神建設㈱ 三菱高砂伊保上部工
H25年5月~8月 ㈱大林組 船積岸壁再整備工事の内貯留槽
H25年5月~ 大鉄工業㈱ 新名神有馬川
H25年7月~12月 ㈱海老名組 神戸刑務所
H25年10月~12月 ㈱香山組 西脇北バイパス
H25年10月~ 鈴木建設㈱ 丹波道須知川下部
H25年12月~H26年6月 梅田工務店 新都市中央線
H25年12月~H26年6月 奥村組土木興業㈱ イオンモール京都桂川
H26年9月~ ㈱森本組 復興支援釜石自動車道大沢橋梁工事

販売価格

タイプ ユーザー価格
BSコーン(25mm) 190円
BSコーンロング(40mm) 222円
BSコーン専用ホームタイ 190円
5/8六角ナット 19円
3/8フランジ付長ナット 28円